若者視点

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全く動いてくれない人を動かすには

今話題になっている漫画の
を読了した。

自分はこの漫画を通して、
『人を動かすには、相手の都合を理解し、受容しその都合を満たせるということを示すことが大切ということを学んだ。』

この漫画は、主人公で新人公務員の義経えみるが生活保護ケースワーカーとして、自殺志願者や借金まみれやDVのような様々な過去を抱えた生活保護自給者と向き合いながら成長していく物語だ。

その中の1つのエピソードから、上記の事を学んだのでエピソードを紹介させて欲しい。

主人公えみるが担当していた生活保護自給者の阿久沢という男は、生活保護以外に隠れて、6社から借金しており、毎月5万円ずつを返していることが判明する。

返済に生活保護でもらう8万円の内5万円のお金を充てており、毎日1食しか食べれない状況が続いていた。

そこで、えみるが上司に言われたままに、債務整理をして、6社から借りてる借金を整理する事を催促する。

しかし、なかなか阿久沢は動いてくれず、
とうとう、えみるは何て言わないなら異存ないですね、今から電話で予約しますと言い放った。

ところが、それが彼を怒らせ、えみるは腕を掴まれた。

たまたまその状況を見ていた
上司の半田がえみるに同席し、
一件この話とは関係ないような以前何をしていたのかという話をした。

そうすると、阿久沢が元々父親の印刷会社を継いで事業を拡大させようと、過剰な設備投資をし、会社業績を悪化させたという事実が浮かび上がってくる。

そして、妻とも娘とも別れ、15年以上娘とも会っておらず、残ったのが借金という背景を聞いた。

そういった背景を理解した上で、半田がまずは、自己破産したくない気持ちやこだわりはよく分かりましたと共感した。

そして、同じような境遇をもった方は債務整理して、自己破産して、これまでの重荷が外れて、今は障害者のデイケアサービスで働いているということを提示した。

そうした所、今まで、えみるが債務整理を催促しても動かなかった阿久沢がそれを機に、債務整理をする事を決意し、200万円以上の過払い金があり返済できた。

半田が阿久沢を動かせたのに、えみるが動かせなかった理由は、「相手の都合を理解した姿勢を示さず、相手に行ってもらう行動が相手の都合を満たすことを提示していなかった。」
ということになる。

こういった観点で、仕事とかにおいても必要な考え方なども学べるし、生活保護の現状なども学べる素晴らしい漫画だった。

興味ある方は是非読んでみてください。

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